【レビュー】QCY QY8 リファレンスイヤホン 名機の系譜
発売してからだいぶ年月が経ちますが、かつての名機です。
既にリファレンスとして使えるほどの性能はありませんが、QY7で世間に衝撃を与えたQCY社がその光景として開発したのがQY8で、高音質を誇るQCY社が放つ傑作イヤホンのひとつとなります。
当時は音質的にかなり優秀なイヤホンでした。
【QCY QY8 スペック 】
■APT/X対応
■CVC6.0マイクノイズキャンセル
■本体19グラム
■IPX3防滴
■充電2時間
■再生6時間
ハウジング本体にコントロール部が内蔵されているので本体部分がかなり大きめな作りとなっています。
【QCY QY8 音質】
帯域バランスは低域がだいぶ強めに出てきます。
この点が惜しいのですが、QCY社のイヤホンの中ではいまでも十分に通用する傑作イヤホンで、当時は驚いたモノですが、こちらのQY8の低域はブーストがかなり強めで更に音の輪郭がかなりボケます。
音質は若干ウォームで、輪郭はマイルド。
特にこちらのイヤホンの素晴らしいところは「ボーカル帯域の素晴らしさ」です。
Bluetoothであるにもかかわらず歪みがほとんど感じられずレベルはかなり高いボーカル域を持っています。
中高音域の素晴らしさは低価格中華Bluetoothヘッドセットを見渡してもそうそうないほどに優れていて、評価に値する音質だと思います。
【QCY QY8 まとめ 】
素晴らしい音質を持っていましたので評価としては高いのですが、既に幾つものBluetoothヘッドセットが世に出ているので、特にQCY社のQY12やQY19などと比較すると特に低域のブースト具合の強さと輪郭のボケ感、それに釣られて埋もれ気味になる中域などがあるので今さら購入する必要はありません。