【レビュー】サウンドピーツ Q30
総合評価✖
サウドピーツの新作であるQ30です。
ワイヤレスモデルではQCYのOEMを中心に時々どのメーカーから供給されているのか分からないモデルをラインナップしますが、基本的にサウンドピーツというのは素晴らしい製品を販売するケースが多いと感じています。
そこで今回の新作であるQ30にも大きな期待を抱いていたわけですが、見事に裏切られました。
【サウンドピーツ Q30スペック】
■IPX4日常生活防水
■連続再生8時間
■待機100時間
■充電2時間
■APT/X対応
■CVC6.0マイクノイズキャンセル搭載
稼働時間などのスペックは悪くありません。
接続実測テストでは10メートルなので問題ありませんでした。
【サウンドピーツ Q30音質】
とにかくオススメできません。
ちなみにこちらのテスト環境はiphoneですが、あまりにも音が酷いのでiPhoneとのデコーダーの相性を疑うレベルで、もはやその音は不良品レベルです。
そのため、今回のQ30に関しては他の機器を持ち出してAPT/X接続でも音質チェックしなければなりませんでしたが、相変わらずの酷い音でもうお話になりません。
特に低音が質も量も悪く、帯域バランスはBluetoothとはいえ許容できる範囲を超えて崩れてしまっているので音楽がまともに鳴りません。
中高音域はブーストされた質の悪い低域に引きずられて引っ込んでしまい、音楽を聴いていても楽しいということもなく、今どきどうしたらこのレベルのヘッドセットが販売できるのかと言いたいくらいです。
低域からのかぶりと引っ込みさえなければある程度はまともな中高音域が出ているのですが、低域からのかぶりがかなり音質を汚しています。
CSR8645という中華の高価格品に使われる定評のあるチップを実装してこの音はちょっと考えられませんが、実際にどうにもならない音がでているのでもう言う言葉がありません。
おそらくチップの性能と言うよりもイヤホン側のデタラメなチューニングよるものでしょう。
【サウンドピーツ Q30まとめ】
いま中華低価格ワイヤレスと言えば音質でQCY社が立ちはだかっているわけですが、QCYをリファレンスとするならばこちらはちょっと考えられないほど音が悪いです。
音だけで言えば無名か一昔前の劣悪なBluetoothの音質でひさしぶりに「酷い音」のワイヤレスイヤホンを聴き、愕然としています。
素のスペックが悪くないだけに「どうしてこうなった」と問い詰めたい気分です。
いままでCSR8645チップを使えばある程度音質に対して「担保」が取れていたのですが一気に信用を失いました。
間違えて買わないように注意しましょう。
追記
このQ30はどう考えてもCSR8645チップらしくない音がします。
少なくとも8645チップを使ってこれほど酷い音のイヤホンはきいたことがなく、むしろ8640の音に近いと思います。