【レビュー】サウンドピーツ/soundpeats A1 pro Bluetoothヘッドホン AAC対応
サウンドピーツの新作BluetoothヘッドホンであるA1proです。
AAC対応というとても珍しい仕様なのでアップル製品を聴く方に向いているというか、ターゲットが主にそこに設定されていると感じます。
今市場にAAC対応品はそれだけ少ないのでアップル製品の方には嬉しい仕様となっています。
【soundpeats A1 pro スペック】
■Bluetooth4.1対応
■接続距離10メートル
■充電3時間
■待機200時間
■再生25時間
■能率108db
■重さ175グラム
ドライバーが40mmとハウジングに対してかなり大きめのドライバーを搭載しています。
実測での接続距離はとても長く、公称の10メートルを超えてきます。
そのためできる限り接続を安定させたい場合などは本機は魅力的に映ると思います。
もちろん詳細な日本語説明書付きです。
【装着感と側圧】
オンイヤーヘッドホンなのでその性質上、長時間の使用は厳しい感じが否めません。
本体は175グラムなのでとても軽く、側圧もあまり掛からないので使いやすいことは使いやすいのですが、耳の上に常時イヤーパッドが載るため数時間使うことよりももっと短時間使用を目的とするタイプだと言えます。
【AAC音質/アップル製品での音質】
AAC接続されているかどうかの確認方法がありません。
iPhoneで接続しても明示的にAAC接続を確認する方法がなく、おそらくAAC対応機器からの接続であれば自動的にAAC接続されるものだと思われます。
この為お気軽お手軽に何も考えずに高音質接続が選択されるのは良いことだと思います。
このA1proはアップル製品の為に最適化されたコーデックであるAAC対応品である事が最大のメリットです。
音質はウォームで明るめのドライバーを搭載しています。
AAC接続は確認できませんが、音から考えてAACは間違いないでしょう。
帯域バランスは低音重視タイプで価格から考えるとずいぶん良質な低音が出てきます。
量は少し多めですが弾むような低音が出てきてくれるので、聴いていてとても楽しいタイプの音、いわゆるドンシャリ系のチューニングです。
低音自体はチップで増幅されている感がありありと見えますが、悪いものではありません。
目立つような音の歪みもなく、この価格であればさすがにサウンドピーツセレクトだと言える音です。
【アップル製品以外での接続でのBluetooth音質】
APT/Xなどは非対応です。
やはり音が全く違うのでAAC対応品に最適化されていると判断しても良いでしょう。
基本的にAAC非対応アンプでの接続はオススメできません。
音がだいぶ劣化します。
特に低音の弾むような質感がなりを潜めてしまい、しかも全体的に音がショボく曇ります。
【有線接続での音質】
とても良いです。
帯域バランスなどはAAC接続よりも「適正」に近づき、非常に好ましい音です。
この音がコーデックを通さない正規の音だと思いますが、価格から考えれば十分に優れています。
AACと有線接続と共に楽しめる音質で、AACで主に変化するのは「低域」だと云う事がよく分かります。
AACでは量が増え、弾むような低音となります。
それが有線では量は適正で至って普通の低音となります。
【soundpeats A1 pro まとめ】
オンイヤーなので長時間だと耳が痛くなりがちですが、AAC対応のアップル製品の方は価格から考えても良く出来ているので選択しても良いと思います。
残念ながらアンドロイド系の方は音質がだいぶ劣化するので適切ではありません。
その場合は「有線接続」で楽しみましょう。
有線の音の出来も良く、AACでは低音が増えて弾むようになります。
量は多めですが中高音域の劣化もほとんどなくとても楽しめるでしょう。
軽くて再生時間も長いところもポイントが高いです。
なによりも3000円代という価格を考えれば不満は少ないのではないでしょうか?