【レビュー】サウンドピーツ/soundpeats P5 Bluetoothスピーカー
サウンドピーツのP5となります。
前モデルナンバーのP4の出来があまりにも悪かったので今回のP5にはあまり期待していませんでした。
そもそもデザインも同じようなもので、ハッキリとしたことは言えませんがP4とOEM元が同じメーカーの可能性も濃厚です。
【サウンドピーツ/soundpeats P5スペック】
■出力12W×2
■充電5時間
■再生8時間
■IPX4
■Bluetooth4.1対応
内蔵バッテリーはP4が2000mahでしたがこちらは倍増して4000mahとなっています。
音質モードでは「アウトドアモード」と「インドアモード」の2つが選択できます。。
【サウンドピーツ/soundpeats P5音質】
最初に聞いたときにインドアモードで音を聞いたので、瞬間的にDSPの音だと判定しましたが、インドアモードの音は低音ブーストが掛かったイコライザー処理された音です。
帯域バランスは非常に不自然ですが、中高音域の出来はかなり良いスピーカーだと思います。
なお、こちらのP5は音質モードの設定が逆ではないかと疑いを持っているのですが、アウトドアモードの方が本来のP5の音でこちらは低音が出ません。
というよりもアウトドアモードの方がスピーカーとしてはイコライザーで不自然に持ち上げられた音ではなく、より普通で素直な音になっています。
低音はほぼ出ませんが、このクラスのサイズのスピーカーならこんなものでしょう。
普通、アウトドアでは周囲の環境雑音でのいずれベルが上がるので低音が欲しくなるモノですが、こちらのP4はなぜかアウトドアモードがDSP無しの低音の少ない音で、インドアモードが低音ブーストの掛かったDSP処理された音になっています。
なお、設置ですが相変わらず360度無指向性の音ではなく、どうも前面にドライバーが1つで、90度対角の下面にもスピーカーを実装しています。
このため縦置きの場合、下面を上にして設置するのですが、音の広がりは少し違和感が残ります。
このP5はやはり「縦置き」ですと音場が不自然になりますので、出来れば普通に横置きで聞くべきでしょう。
音質についてですがインドアモードはDSP処理されていますのでガンガンに低音ブーストされた音になります。
中高音域はかなり出来が良く、クリア感があるので聞いていて楽しい音になっていますが、無音時のホワイトノイズはかなり大きめなのでニアフィールドで聞くには向きません。
アウトドアモードの音は本来のドライバーの音となっていますが、背面にドライバを実装しているのでやはり音が打ち消しあってしまっているようで、低音はかなり少なくなりますが、もともとのパワーを考えるるとこんなものでしょう。
こちらのスピーカーはアウトドアモードで中高音域を楽しむべきだと思いますが、インドアモードで絨毯などの上に直置きして吸音して聞くのも良いかも知れません。
【サウンドピーツ/soundpeats P5まとめ】
P4を購入するくらいなら間違いなくこちらのP5の方が完成度が高いです。
P4で問題のあったタッチパネルの面倒な操作などが無くなり、物理的なダイヤルやスイッチに変更されているので操作に戸惑いがありません。
本体の完成度は高く、中高音域がクリアで前に出るなどなかなかよいものがありますので、買って大失敗というものではなく、P4を選ぶくらいならP5にしておくべきだと思いますが、静かな曲を流したときに結構盛大なホワイトノイズが入るのでこの点はかなり惜しいと思います。
総じて前作のP4の問題点をあらかた解決したスピーカーであると評価します。
ただし、特に問題のあるスピーカーではありませんがココまでの価格を出すのなら、僕ならVAVAのスピーカの方を選ぶと思います。