【レビュー】サウンドピーツ/Sound PEATS Q34 低音の出来の良いBluetoothヘッドセット
サウンドピーツの新作BluetoothであるQ34です。
前作のQ30がどうにもならない駄作だったのですが、その問題の多くは「低域側」にありました。
なにしろブースト気味なところに階調表現がまるで出てこないというのでむしろ逆に驚いたモノです。
その後継ではないでしょうが新たにサウンドピーツがセレクトしたと云うことで期待のできるBluetoothイヤホンがこちらのQ34です。
【サウンドピーツ/Sound peats Q34スペック】
■APT/X対応
■CVC6.0マイクノイズキャンセル
■IPX4防滴構造
■CSR8645チップ採用
■再生7時間
■待機190時間
■充電2時間
■Bluetooth4.1対応
■接続10メートル
基本的な性能は問題ありません。
再生時間が7時間となっているので通勤通学を含めて十分に使えるでしょう。
日本語説明書付きで操作も問題なく、ハウジングは今流行のマグネットタイプなので持ち運びも楽です。
【サウンドピーツ/Sound peats Q34音質】
なかなか良い音がします。
低価格Bluetoothの中では出来は良いと思います。
いま3000円クラスで売られている低価格中華Bluetoothはどれを買ってもそれなりに出来が良いので、Q30のような例外の方が少ないのですが、こちらも比較すれば細かな部分で問題が出てくるとはいえビデオに音楽にと汎用的に使える音質と性能をを持っています。
ただQ12などと比較すると音のエッジがこちらの方が立ち気味となっていて、音の透明感が少し足りないところがあります。
更にリファレンスのQ12と比較すると低域側自体の出来はかなり上なのですが、低域の60Hz付近とそれ以下の帯域に問題があり、その帯域が入るとかなり音が崩れてしまうと云うところがあります。
こちらのQ34はそのあたりの一部の帯域が特に苦手なようですが、それ以上の低音の帯域に関してはタイト気味ながらも質の良い低音をかなりよく出してきます。
このクラスではトップクラスの出来映えを感じる低域で、QY19のリファレンスたり得るバランスではありませんが、少し強めとは言え低音の階調表現能力はかなり高いと言えるでしょう。
中高音域の音はボケ気味で透明度が足りないところが惜しいイヤホンですが、普通に聴く分には全く問題なく、あくまでリファレンスと比較した場合の話しとなります。
バックノイズはこのクラスとしてごく普通です。
多少のサーというノイズ感をイントロなどで感じるのは致し方ありません。
【サウンドピーツ/Sound peats Q34まとめ】
Q30とは比較にならない出来映えで、この価格帯でQ30を検討しているのならこちらのQ34の方が遙かに幸せになれます。
同じCSR8645チップですがこちらのQ34は確かに8645のバランスの音です。
特にこちらは低音側の出来はかなり良く、特に低音好きな方にオススメしておきます。
中華Bluetoothヘッドセットで3千円クラスというと高級な部類に入るところがおもしろいところですが、価格なりの出来映えはあるので十分に満足できるでしょう。
気になった方は音質と性能共に堪能できると思います。