【レビュー】VAVA Voom20 Bluetoothスピーカー VA-SK002
中華高級ラインのVAVAスピーカー、サイズ的にはそのミドルクラスのBluetoothスピーカーとなります。
3000円~4000円程度で市場で売られている同サイズのBluetoothスピーカと比較して主に何が違うのかと言えば「低音」です。
【VAVA Voom20 VA-SK002スピーカ スペック】
- ■出力8W
- ■APT/X対応
- ■モバイルバッテリー機能搭載
- ■連続再生10時間
- ■マルチペアリング対応
- ■AUX端子搭載
- ■IPX5防滴
実装された機能は至れり尽くせりの高機能です。
さすがに中華の中でも高級ラインのVAVAブランドだけあってよく出来ています。
特にAPT/X対応と8W出力、またパッシブウーファーを二基搭載しているところが評価ポイントです。
【VAVA Voom20 VA-SK002スピーカ 音質】
ドロンコーンとも呼ばれるパッシブウーファーをおそらく互い違いに一基ずつ搭載しています。
この為、低音がよく出てきます。
このクラスとしては異例なほどで8Wの出力で振幅するウーファーと対になったパッシブはスピードは遅いのですが量感があります。
それでいてブーミーさは抑え気味でなかなかよく出来ています。
このクラスでは無理やりイコライザーで低音を過剰に持ち上げるものが多い中で、おそらくイコライザープラスパッシブで自然な感じにブーストされているところが好感が持てるでしょう。
中高音域もシャカシャカせずクリアなのでとても素晴らしいと思います。
ただし、この手のスピーカーは「設置場所」に大きく依存するのでスピーカのセッティングと同じように置き場所がとても重要です。
基本的には硬い床は避けて、絨毯などの柔らかい場所に設置して少し音を吸音して上げた方が好結果を生むようです。
VAVAのスピーカーの中にはどうもDSPを聞かせたとしか思えない音のスピーカーがあるのですが、こちらはDSPで無理にいじった音ではないようです。
【VAVA Voom20 VA-SK002スピーカ まとめ】
サイズを超えた低音が出るスピーカー、というのは事実です。
パッシブウーファーのチューニングがうまくいった事例ではないでしょうか。
このクラスのスピーカーの中では質感の良い低音がよく出て、中高音域もクリアであるという点でなかなかに優れたスピーカーです。
さすがに価格的には少し高めですがそれに見合うだけの音質が有り、低音も通常使う範囲の音量では割れません。
また、小音量で聴かれる方も低音の痩せが少ないのでオススメです。
クラスを超えた音質と機能でさすがによく出来たBluetoothスピーカーだと感じています。
一度でBluetoothスピーカーを決め打ちしたい方にとってはこの金額を出す価値を感じられると思います。